デリカD:5 ローデストロイヤルツーリング欲張りデリカ誕生

デリカD:5に新しく追加になったロイヤルツーリングはその名の通り、デリカシリーズの最高級グレード。

2.2Lクリーンディーゼルを搭載し、オフロードや雪道での逞しい走りはそのままに、ダイナミックなエアロボディをまとい、本革シートや高機能ナビなど至れり尽くせり装備を持つロングドライブが楽しみなモデルとなった。

デリカD:5のディーゼルは、正直言って少々騒がしい。しかし、デリカD:5には静か過ぎる走りは似合わない。アクセルも重い分、トルクの出方がリニアで、渋滞時でもかえって疲れないというもの。

エアロモデルは多くの場合、引き締まった脚周りがついてくるのが相場だが、ローデストロイヤルツーリングは、大きな変更はない。

外観はアグレッシブだが、乗り心地はゆったりとした快適性重視というところが、デリカD:5らしい。

エアロボディとはいえ最低地上高は210mmと他の4WDグレードと変わらないところがいい。以前45度の斜度を持つ登坂キットを登ったことがあるが、不安感はなかった。

1500回転で最大トルク36.7kgmを発生するディーゼル独特の粘りが確実にボディを押し上げ、AWC（オールホイールコントロール）が、しっかりと路面を掴んでいるからだった。

ポテンシャルを秘めているということは安心感につながるもの。古いと決めつけるのはまだ早いかも。

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