トヨタは今年8月から年末にかけてカムリ、クラウンと次世代セダンシリーズを投入しますが、これに合わせ、アッパーミディアムクラスとラグジュアリークラスのセダンを再編する見込みです。
アッパーミディアムはカムリの他SAI、マークXがありますが、次期型カムリを投入する際、統合してSAIとマークXは廃止すると思われます。
カムリはカローラ店、マークXはトヨペット店の各専売モデル、SAIはトヨタ全系列店扱いとなっています。次期型カムリは単独ないしは姉妹車構成とし、全系列店扱いになる見込みです。
マークXは昨年10月下旬にビッグマイナーチェンジしたばかりであり、しばらくは継続販売し、以降1年程度でモデル廃止とする見込みです。SAIは当面継続しますが、売れ行きは激減状態にあり、今後1年程度で廃止する可能性が強いです。
今秋レクサスLSが世代交代しますが、LCで一新されたプラットフォームを採用し次期型クラウンも共用すると思われます。
次期型カムリはクラウンとともにトヨタの次世代車作りの考え方である「TNGA」が導入され、これのレクサスバージョンは「LNGA」と称され、LSがその第一弾となりそうです。
- 次期型カムリは8月にフルモデルチェンジする予定。次期型カムリは同じアッパーミディアムクラスのマークXとSAIと統合され、販売店も全店扱いになる模様
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次期型カムリは今年8月登場が濃厚
今年8月にもフルモデルチェンジする次期型カムリは従来のカローラ店専売から、トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店の全4系列店併売になりそうです。
次期型カムリはトヨタの新しい車作りの考え方である「TNGA」を採用する第4弾。新開発の2.5Lエンジンと2モーター&リチウムイオンバッテリーを組み合わせたハイブリッド専用モデルになります。
従来のFF車のほか、新開発の4WD車も追加設定。安全パッケージ装備の「トヨタセーフティセンスP」を標準装備します。月販3000台以上の量販が見込めると思われます。
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次期型クラウンは上級のマジェスタも同時に世代交代
今年12月にも世代交代する次期型クラウンは上級バージョンのマジェスタも同時に世代交代する方向で開発を進めているようです。
販売不振のため生産中止をするという考え方もありましたが、新しく「TNGA」を採用するのを機にもう一度生き残りにかけて次期型の開発に取り組む方針のようです。
マークXの次期型開発中止によってトヨタブランドのFRセダンはクラウンシリーズのみで、他はレクサスブランドが引き継ぐことになります。