スバルグローバルプラットフォーム第2弾。新型XVに新シリーズFB16、1.6Lエンジン設定。性能、価格、高度にバランスされた新時代の本格的SUV誕生。3月8日から先行予約開。
XVコンセプトの登場から1年、いよいよ市販型のXVが3月のジュネーブショーで公開されることが決まった。
全体的なフォルムはそのまま、イメージカラーも明るいブルーグレーとコンセプトカーに近いデザインで登場する。
インプレッサと異なり、フロントグリル内はハニカム、迫力あるオーバーフェンダーが精悍だ。価格もリーズナブルなスバル車がまた増える。
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新型スバルXVの詳細
2016~2017年の日本カーオブザイヤーの大賞を受賞したインプレッサ。その受賞理由の一つとして、SGP(スバルグローバルプラットフォーム)採用による乗り味の劇的な進化があった。
いわば、ここ十数年、欧州車に遅れをとっていたトータルでのドライバビリティを大きく向上させたということだった。
このSGPが今後のスバル全車の基本骨格になることから、これから登場するニューモデルの品質感の向上は大いに期待できる。
その第2弾とも言えるのがインプレッサベースのSUV、XV。すでに3月9日から開かれるジュネーブショーでの公開を発表しているが、その前に4月6日デビューとなる新型XVを。
まず、デザインはもちろんインプレッサとほぼ同様。従来モデル通り、前後に樹脂製のオーバーフェンダー、前後にオフロード走行用のディフューザータイプのアンダーガードが着く。
ルーフにはルーフレールもあり、ワイルドながらスタイリッシュな印象。イメージカラーもソリッドなクールグレーカーキとなり、昨年公開されたコンセプトカーのカラーに近い。
エンジンは1.6Lと2Lの2種がまず用意され、グレードはそれぞれ2タイプ。1.6Lが1.6iと1.6i-L、2Lが2.0i-Lと2.0i-Sとなる。
全車アイサイト3は当然だが、新しい装備として1.6iを除く全グレードにヒルディセントコントロールの付いたX-MODEを設定。
悪路の下りを制御する安全支援システムの一つで、インプレッサで注目された歩行者保護エアバッグ同様、また新しい装備を手に入れる。価格は現行モデルと同じようにインプレッサの13万円ほど高くなる予定と言う。
- 次世代のスバルの基本骨格となるスバルグローバルプラットフォーム(SGP)をインプレッサに続きこのXVにも採用する。このSGPは従来モデルに比べ1.7~2倍も剛性がアップし、これにより、ドライビングフィールは格段に向上した。XVもちろん期待できる。
- ボディカラーは9色:
クールグレーカーキ(新色)、サンシャインオレンジ(新色)、クリスタルホワイトパール、ダークグレーメタリック、ピュアレッド、アイスシルバーメタリック、クリスタルブラックシリカ、ダークブルーパール
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新型スバルXVのエンジン
まずは1.6LのFB16、2LのFB20を設定。ともにNAで1.6iLは115ps、2Lは154ps、予想燃費はインプレッサより重量増でJC08モード16.8km/L(1.6L)、16.5km/L(2L)あたりが有力。
新型XVに搭載されるのは現行モデルの2Lだけでなく、1.6LのFB16を加え、2LのFB20、NAとなる。
基本的には新型インプレッサと同じパワートレーンとなるが、インプレッサにあるFFモデルはXVには存在しない。
新しいエンジンは1.6Lが最高出力115ps/6200rpm、最大トルク15.1kgm/3600rpm、2Lがそれぞれ154ps/6000rpm、20.0kgm/4000rpmとなる。
JC08モード燃費に関しては、インプレッサよりやや重いことから1.6Lが16.8km/L、2Lが16.5km/L程度が予想される。
- エンジンはインプレッサで評判の良いFB16、1.6Lを搭載。ともにCVTとの組み合わせとなる。
エンジンスペック(燃費は予想)
水平対向4気筒DOHC
エンジン名 | FB16型 | FB20型 |
排気量(cc) | 1599 | 1995 |
最高出力(ps/rpm) | 115/6200 | 154/6000 |
最大トルク(ps/rpm) | 15.1/3600 | 20.0/4000 |
圧縮比 | 11.0 | 12.5 |
トランスミッション | CVT | CVT |
JC08モード燃費(km/L) | 16.8 | 16.5 |
新型スバルXVの魅力
ロードクリアランス200mmの本格的SUV。新たにX-MODEに採用のヒルディセントコントロールを装着。4WDの安全安心の向上を図る。
新型XVの魅力の一つに本格的SUVのパッケージングを備えていることがある。悪路走破性の高さを示す最低地上高は200mmとなり、アプローチアングル18度、デパーチャアングル30度と、他の同クラスSUVと比較してもその能力の高さが推測できる。
その他、4WD車の長所を活かしたヒルディセントコントロール付きX-MODEもSUVにとっては大きな武器。
滑りやすい坂道の下りで威力を発揮する装備となり、安全にも寄与するものだ。アイサイト、歩行者保護エアバッグ、そして、ヒルディセントコントロールと、スバルらしい安全安心を狙った車作りと言える。
その他、5.4mという取り回ししやすい最小回転半径、ゴルフバッグ3個を収納できるラゲッジスペースなど、実用性の高さもXVの魅力。これで価格は200万円強からのスタートは嬉しい。
NEW XV主要スペック
グレード | 1.6i-Lアイサイト | 2.0i-Sアイサイト |
全長☓全幅☓全高(mm) | 4465☓1800☓1550 (ルーフレールなし) |
4465☓1800☓1595 (ルーフレールあり) |
ホイールベース(mm) | 2670 | 2670 |
エンジン | FB16水平対向 4気筒DOHC |
FB20水平対向 4気筒DOHC |
排気量(cc) | 1599 | 1995 |
最高出力(ps/rpm) | 115/6200 | 154/6000 |
最大トルク(kgm/rpm) | 15.1/3600 | 20.0/4000 |
トランスミッション | CVT | CVT |
価格 | 約215万円 | 約262万円 |
グレード構成&予想価格
1.6i アイサイト | 約215万円 |
1.6i-L アイサイト | 約227万円 |
2.0i-L アイサイト | 約250万円 |
2.0i-S アイサイト | 約273万円 |