レクサスというよりも日本全体でのフラッグシップモデル新型LSのハイブリッドモデルがジュネーブで初公開された。
今年のデトロイトショーでV6、3.5Lツインターボ搭載のガソリンモデル、LS500は既に公開されていたが、今回はそれに続くハイブリッド車のLS500hがベールを脱いだ。
500hのパワーユニットはV6、3.5L DOHCの2GR型にモーターを組み合わせたTHSⅡの進化版となる「マルチステージハイブリッドシステム」で、一足先にデビューしたクーペモデルのLC500hに採用されたものと同じ。そのシステム出力は359psを発揮する。EVモードでの最高速は140km/hに達するという。
THSⅡでは二段変速機を採用していたが、マルチステージハイブリッドシステムでは新たに2つのモーターを使った電気式無段変速機に4段自動変速機構を組み合わせ、パワーと燃費の両立を図っている。
このユニットの採用により、現行型LS600hのV8、5L DOHC+モーターはなくなり、V6メインにダウンサイジングされる見込み。フルモデルチェンジは今秋を予定。
- リアホイールアーチ下にあるハイブリッド車を表すエンブレムで500hだと判別できる。伸びやかなクーペルックのシルエットが新型LSのエクステリアの大きな特徴だ。
- 注目のパワートレーンは先にデビューするクーペモデル、LC500hに搭載されたマルチステージハイブリッドシステムを踏襲する。V6、3.5LDOHCにモーターを組み合わせ、そのシステム出力は359psとなる。システム的にはTHSⅡの進化版となるのだが、EVモードでの最高速も140km/hに達するという。
- 全体的にダウンサイジング化される新型レクサスLSでは、現行型にあるV8モデルはなくなる可能性が高い。
【広告】
新型レクサスLS550h予想諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 5235☓1900☓1450 |
ホイールベース(mm) | 3125 |
車両重量(kg) | 2200 |
エンジン | V6DOHC+モーター |
システム出力(ps) | 359 |
エンジン最高出力(ps/rpm) | 299/6600 |
エンジン最大トルク(kgm/rpm) | 35.5/4900 |
予想価格 | 1400万円~ |