今回マイナーチェンジとなったステップワゴンは「スパーダ」全面押しである。
現行モデル登場から3年経過。
ハイブリッド搭載なしの1.5Lターボで善戦する中、ステップワゴン標準車とスパーダの販売比率は2対8ほどと圧倒的にスパーダの方が高い。
ならば、その流れで強烈にプッシュすべしと、標準車はわずかな変更に留め、スパーダを大胆にチェンジ。
変身した顔につい目がいくが、注目は待望のハイブリッドが搭載されたこと(スパーダのみ)。
2モーターハイブリッドシステム「i-MMD」で、アコードのシステムとほぼ同じJC08モード燃費25.0km/Lはヴォクシーハイブリッドの23.8km/Lを上回り、クラストップレベル。
すごいと思ったら、システム最高出力が215psとこっちも高い数値。
燃費と走り、そのバランスの良さが光っている。
さらに、ハイブリッド車にはパフォーマンスダンパーを採用。
ミニバンでは初めてだけに力の入れようもわかる。
滑らかな乗り心地と操縦安定性の良さは、ひとクラス上を実感するはずだ。
さてスパーダの顔。
この豹変ぶりにはびっくり仰天。
マイナーチェンジ前の顔を思い出せないほどの変化だが、「ユーザーはより強く独自性のあるデザインを求めている」(ホンダ)という市場背景もあり「剛さ」のある顔となった。
またライトのフル点灯時でも昼間の顔のように見せるのもこだわった部分。「決してドヤ顔ではない」というのはホンダの主張だ。
そのスパーダはエンジンや内装、ホイールデザインなどでグレード体型別に3タイプに分け、魅力度をアップ。
魅力が増したと言えば、ここのところのホンダ車に次々と搭載される安全運転支援システム「ホンダセンシング」の全車標準搭載。
歩行者事故低減ステアリング機能が新たに加わり、8つの先進機能で家族も安心だ。
魅力ある装備を携え、ライバル達に挑む準備が整った!
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スパーダ主要諸元
スパーダハイブリッドG ホンダセンシング |
スパーダ ホンダセンシング |
|
全長☓全幅☓全高(mm) | 4760☓1695☓1840 | 4760☓1695☓1840 |
車重(kg) | 1790 | 1680 |
パワーユニット | 直4DOHC+モーター | 直4DOHC+ターボ |
総排気量(cc) | 1993 | 1496 |
最高出力(ps/rpm) | 145/6200 | 150/5500 |
最大トルク(kgm/rpm) | 17.8/4000 | 20.7/5000 |
システム出力(ps) | 215 | - |
JC08モード燃費(km/L) | 25.0 | 16.0 |
価格 | 335万160円 | 285万2280円 |
ステップワゴン価格
タイプ | 駆動方式 | 車両価格 |
B Honda SENSING
|
FF | 245万5920円 |
4WD | 271万5120円 | |
G Honda SENSING
|
FF | 266万1120円 |
4WD | 289万8720円 | |
G・EX Honda SENSING
|
FF | 286万2000円 |
4WD | 307万8000円 |
ステップワゴンスパーダ価格
タイプ | 駆動方式 | 車両価格 |
SPADA Honda SENSING
|
FF | 285万2280円 |
4WD | 308万9880円 | |
SPADA・Cool Sprit
Honda SENSING |
FF | 305万1000円 |
4WD | 324万5400円 | |
HYBRID B Honda SENSING | FF | 330万480円 |
HYBRID G Honda SENSING | FF | 335万160円 |
HYBRID G・EX Honda SENSING | FF | 335万9680円 |