今、国産車も輸入車も大きいサイズから小さいサイズまでSUVが激増中。4月6日にスバルXVがフルモデルチェンジし、19日には新型ベンツGLAが登場。
また、26日には299万円スタートという戦略的な価格でアウディQ2がデビューした。さらにその流れに乗り遅れるなとばかりに、三菱は年末の登場が予想されるエクリプスクロスを各地で披露して存在感をアピールするなどSUVの勢いは増すばかりだ。
そんな中、今一番ホットな話題はマツダCX-5より一回り大きなサイズのSUVとなる「CX-8」を事前発表したことだろう。デビュー年内とされているが、ボディサイズと3列シートの室内が事前公開された。
サイズは全長4900☓全幅1840☓全高1730mm、ホイールベース2930mmで、車名の数字通り、北米で売られているCX-9よりは小さいが、CX-5よりかなり大きく、日本で売られる中で最も大きいマツダ車となる。
エンジンは2.2Lのクリーンディーゼルで6速ATを搭載。ミニバンのビアンテ、プレマシーが年内で生産を終了するため、そこもカバーする3列シート専用車となる。
【広告】
レクサスUXは来年春登場
また、レクサスのSUV攻勢を仕掛けてくる。まず来年春に登場するのが「UX」。いま人気のC-HRをベースにレクサスらしく高級に仕上げるSUVで、レクサスの中ではNXの下に位置するモデルだ。
さらに、2019年にはヴィッツクラスのコンパクトSUVも登場。新たに開発するTNGAの小型プラットフォームを使うクロスオーバーカーで、もちろんレクサス最小のモデルとなる。
UXのエンジンはC-HRとは異なるラインアップとなりそうだ。昨年2月にUX200、UX250、UX250hという車名が商標登録されており、それに沿ったエンジンラインアップとなることが予想される。
C-HRは1.2Lターボと1.8Lハイブリッドだが、UXはこの車名を見る限り2L&2.5LのガソリンNAと2Lクラスのハイブリッドと見るのが妥当。
この2種類のNAエンジンはTNGAに基づき新開発される超高効率のダイナミックフォースエンジンで、同じく新開発の8速ATと組み合わされることになりそうだ。
ヴィッツベースのコンパクトSUVのエンジンは3気筒の1Lターボが有力。レクサスで1Lとは意外かもしれないが、最新のアウディQ2もエンジンは3気筒1Lと4気筒1.4Lのターボ。今やプレミアムブランドも小排気量が当たり前になっている。
新型ジュークはe-POWERを搭載して今年末に登場
日産はジュークが年内にもフルモデルチェンジする。ノートで好評のe-POWERを搭載する新感覚のコンパクトSUVとなり、東京モーターショーで初公開し、その後、年末に正式デビューというスケジュールか。
本格スポーツモデルのNISMOバージョンも同時に発売となる可能性が高い。さらに年末はフォレスターのフルモデルチェンジも控えている。今最も熱いSUVカテゴリーに注目の新車が数多くスタンバイしている。