90年代にはワゴンボディの「サーフ」がヒットし、RVブームを盛り上げたハイラックス。
日本では68年の誕生から六代目モデル最後の04年に販売を終了して海外専用モデルとなっていたが、今年、このハイラックスのピックアップトラックが13年ぶりに日本で復活する。
発表は9月12日。
今回、日本で発売されるのは15年5月にフルモデルチェンジして、タイで発表された八代目。この現行型は世界180以上の国/地域で販売され、昨年の世界販売は53.7万台。
過酷な環境にある世界の国々で信頼を得ているランクルのピックアップ版がハイラックスなのだ。
技術面では新開発のフレームと地域に合わせた3種類のサスペンション仕様が設定されている。
海外ではシングルキャブや2WDなど、豊富なボディバリエーションが用意されるが、日本に導入されるのはダブルキャブピックアップの4WDのみで、2列シートの5人乗り。タイからの輸入モデルとなる。
ボディは04年まで販売されていた6代目よりも二回りくらい大きく全長は5mを超え、全幅は1.8m以上にも達する。
全長はランクルよりも大きいから、日本では圧倒的な存在感を放つはずだ。
搭載されるエンジンは、2.4L直4ディーゼルターボ(110ps/40.8kgm)で、トランスミッションは6速ATが組み合わされる。
日本でのラインアップは、「X」「Z」の2グレード。
上級のZグレードには、アルミホイール、メッキグリル&ベストモール、プリクラッシュセーフティ装置、オートレベリング機能付LEDヘッドランプなどが装備される。
ボディカラーは、ブルーメタリック、ホワイト、ブラック、シルバーメタリック、レッドメタリックの5色。
販売店はトヨタ店の専売で、8月上旬時点の事前予約だと10月頃の納車になる見込み。
価格はXが326万7000円、Zが374万2200円となる。
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過去に日本で発売されたピックアップトラックたち
ハイラックスは13年ぶりの日本発売となったわけだが、かつてはその他のメーカーからもピックアップトラックは発売されていた。
ダットサントラックの流れを汲むダットサンピックアップは70年代から02年まで日本で販売。
その他、いすゞのファスターやロデオ、マツダのプロシードなどのピックアップも登場。
一番最近発売されたのは、タイからの輸入車の三菱トライトンで05年に登場したが、11年に日本での販売を終了した。
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ハイラックス予想諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 5335☓1855☓1820 |
ホイールベース(mm) | 3085 |
エンジン | 直4ディーゼルターボ |
排気量(cc) | 2393 |
最高出力(ps/rpm) | 150/3400 |
最大トルク(kgm/rpm) | 40.8/1600-2000 |
トランスミッション | 6速AT |
駆動方式 | 4WD |
タイヤサイズ | 265/65R18 |