12月に発売される新型プリウスはハイブリッド車の新基準を提案する意欲作。TNGA(トヨタ・ニュージェネレーション・アーキテクチャ)と呼ばれる新しいプラットフォームを使い、メカニカルコンポーネントを一新した。
ハイブリッド機構は、熱効率40%以上の高効率1.8Lエンジン(98ps)と高出力モーター(72ps)で構成。トヨタは新たなエネルギーマネージメントシステムを開発し、ユニット全体の軽量コンパクト化に成功した。新型のJC08モード燃費40km/Lは、ハイブリッド車世界最高燃費値。
新型は加速力が大幅に向上した。TNGAの高いボディ剛性と低重心設計によって操縦性と乗り心地を大幅にリファインしたという。新型はシリーズ初の4WD(後輪をモーターで駆動するE-Fourシステム)が設定される。
ボディタイプは実用性を重視した5ドアハッチバック。ボディサイズは全長☓全幅☓全高4540☓1760☓1470mm。現行モデル(同4480☓1745☓1490mm)と比較して全長は60mm長く、全幅は15mmワイド、全高は20mm低い。2700mmのホイールベースは同値である。
安全性は、ミリ波レーダーと単眼カメラをもちいたトヨタセーフティセンスPを設定。これは歩行者を識別するプリクラッシュブレーキ、レーダークルーズコントロール、車線逸脱警報、オートマチックハイビームの4機能がセットになる。