三菱自動車のショーテーマのなかにある、SUVと電気の力、を表現したコンセプトカーが「eX-concept」だ。車名のeXはエレクトリッククロスオーバーを意味するもので、つまりこれはプラグインハイブリッドではなく純粋な電気自動車のコンパクトSUVとして提案されている。
コンパクトSUVというと、前回ショーに出品されたRVRコンセプトの進化版か?と考えがちだがそうではなく、前回のショーモデルはPHEVとして開発が進められるという。一方今回のeXでも三菱自慢の4WD技術を採用しているのもポイント。同等スペックの駆動モーターを前後に配したツインモーター4WDとなり、従来の2倍容量のバッテリーを組み合わせることで400kmの航続距離を想定。モーターの出力は70kWまで進化している。
気になるeXの市販モデルだが、EVと4WDを組み合わせた次世代技術として今後導入される可能性が高い。三菱初の乗用車クラスのEVとなり、また新規モデルの登場もありうる。
三菱財閥の総合力で電気自動車をリードできるのでしょうか。見ものです。