世界初公開のスズキ・イグニスは、コンパクトサイズの5ドアクロスオーバー。今年3月のジュネーブショーに参考出品されたiM-4である。早ければ年内にも販売が計画されている。ショー出品車は、標準仕様とアウトドアテイストを強調したトレイルコンセプトの2タイプ。
イグニスのボディサイズは、全長☓全幅☓全高3700☓1660☓1595mm(標準仕様)。スイフト(同3850☓1695☓1500mm)に比べて全長と全幅が若干小さい。最低地上高を180mm確保したため、全高は95mm高い。タイヤは標準仕様が16インチ、トレイルコンセプトは17インチ。駆動方式はFFと4WDで4WD車にはスズキ独自のグリップコントロールとヒルディセントコントロールが装備される。
パワーユニットは1.2Lの直列4気筒デュアルジェットエンジンとマイルドハイブリッドの組み合わせ。スペックは未公表だが新型ソリオと共通か。ソリオは、91ps/12.0kgmを発揮する1.2Lエンジンと出力3.1psのISG(モーター機能付き発電機)によるハイブリッド仕様で、JC08モード燃費は27.8km/L(FF)。シャシーはスズキの新プラットフォームを使用する。
内装はシンプル。標準仕様はブラックを基調にオレンジをアクセントカラーに使い、ポップに演出。トレイルコンセプトはブラックとホワイトのコーディネートで、オシャレなイメージに仕上げた。