次期型クラウン発売は18年6月に先送り
トヨタ販売店筋によると、今年末を予定していたクラウンのフルモデルチェンジは、半年後の18年6月に先送りされたようです。
上級バージョンのクラウンマジェスタについても同時一新の予定でしたが、1年後の19年中盤に延期となった模様です。
基本的な車作りのコンセプトに変更はありませんが、フロント周りを中心としたエクステリアデザインの練り直しが必要との判断らしいです。
トヨタの次世代車作りの考え方である「TNGA」や安心パッケージの「トヨタセーフティセンスP」、パワーユニットの2.5L NAガソリン&同ハイブリッド、2Lダウンサイジングターボ、遅れて設定するPHVなどの次世代化は既定路線で進められています。
- 発売が18年6月になるという次期型クラウン。15代目となる新型は流麗なクーペルックになるのが特徴。本格的なスポーツタイプも用意される計画もあるという。
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ルーミー/タンク、C-HR、ヴィッツHVは微妙な温度差が発生
トヨタは、昨年11月9日に「ルーミー/タンク」、12月14日にクロスオーバーSUVの「C-HR」、今年に入って1月12日に「ヴィッツHV」と、3ヶ月連続してコンパクトクラスの新車3車種を発売。いずれも好調な販売推移を見せています。
ただ、一方において微妙な温度差も垣間見えます。1月下旬現在の納期を調べると、ルーミー/タンクが4月下旬、C-HRが4月上旬、ヴィッツHVが3月上旬となっています。
3車種の中で最も先に発売したルーミー/タンクが一番待たされ、最新モデルのヴィッツHVは最も早い納車時期となっているのです。
今後の動きを分析しないと正確な人気度合いは評価できませんが、現時点ではルーミー/タンクの人気が最も高いと言えそうです。
ただC-HRは3車種では最も高価なため、購入を決めるのに交渉時間が多少余計にかかるので、必ずしも納期の長さが人気度合いに比例しないという側面もあります。
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新型プリウスPHVは売れるか?販売店は不安顔も
2月15日、いよいよ新型プリウスPHVが発売されます。トヨタは月販3500台と強気の販売計画を策定していて、当面5000店舗に1台ずつの試乗車と展示車の両方を配置し、増販攻勢をかける構えです。
すでにかなりの予約が入っているため1月下旬現在の納期は5月のゴールデンウィーク明けとなっています。
それでも取扱店の営業担当者は、今後好調な販売が続くかどうか不安顔です。絶対的な価格の高さと充電設備が十分に行き届いていないからです。
車両本体価格は新型プリウスよりも70万~100万円程度高い。オプションや充電設備、諸経費を含めると上級グレードだと400万円を超えてしまいます。
普通の充電設備は10万円程度ですが、100ボルトで14時間、200ボルトは3時間かかります。各販売拠点には急速充電器があり30分で可能ですが、80%しか充電できない上に、まだ絶対的な設置数が少ないのがネックになっています。