ついに三菱がニューモデルを繰り出してきた。今、世界の潮流となっているクーペ風クロスオーバーSUVで車名はエクリプスクロス。
かつて三菱が4代目モデルまで販売していたFFクーペの名称を受け継いでおり、スタイリッシュなクーペフォルムにSUVならではのダイナミックな機動力のイメージを持たせたクーペSUVだという。
ベースとなったのは13年の東京モーターショーで公開されたXR-PHEV、そして15年のジュネーブショーで公開されたXR-PHEVⅡだ。
エクリプスクロスのエクステリアは、アスリートがクラウチングスタートを切った瞬間の躍動的なフォルムをイメージしているという。
ボディサイズは全長4405☓全幅1805☓全高1685mmで、プラットフォームには現行アウトランダーのものを流用し、サイズ的にRVRとアウトランダーの中間となるモデルとなる。
注目のパワートレーンは、新開発の1.5L直噴ダウンサイジングターボと、デリカD:5のものを改良した2.2L直噴ディーゼルターボの二本立て。
トランスミッションは1.5LターボがCVTで、2.2Lディーゼルには新開発の8ATが組み合わされる。現状、PHEVモデルの予定はないが、システムを物理的にこのボディに搭載することは可能とのことで、将来的にはPHEVが追加される可能性も残している。
駆動方式は全車電制4WDで、今はなきランエボ譲りのAYCブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用している。日本での発売は来春を予定。
パワートレーンは2種類
- 現行型デリカD:5にも採用される2.2Lクリーンディーゼルターボを改良。各部のフリクションを徹底的に低減し、噴射システムの応答性を高めることで低燃費化と高出力化を狙った。
- 1.5Lながら2.4L級のNAエンジンを凌ぐ低中速を発揮する新開発のダウンサイジングターボ。吸排気MIVECと電動ウエストゲートアクチュエーター付きターボ採用。
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エクリプスクロス予想諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 4405☓1805☓1685 |
ホイールベース(mm) | 2670 |
車両重量(kg) | 1480 |
エンジン | 直4ディーゼル |
排気量(cc) | 2267 |
最高出力(ps/rpm) | 150/3500 |
最大トルク(kgm/rpm) | 37.0/1500-2750 |
駆動方式 | 電子制御4WD |
価格 | 240万円~ |