クラウンが10月1日のマイチェンで大きく進化をとげた。最大のアピールポイントはアスリートに搭載された直42Lターボだが、実はボディ剛性のアップやサスペンションの見直しなど、見えない部分も大きく進化しているのだ。新型クラウンを買うのなら2Lターボがいいのか、それともハイブリッドなのか。
クラウン、マイナーチェンジ。走りはターボ、燃費はハイブリッドという感じですね。
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クラウン 進化のポイント
- アスリート系に2L、直4ダウンサイジングエンジンを新設定。JC08モード=13.4km/L
- ボディ骨格にスポット溶接90ヶ所上打点増し及び、構造用接着剤を使用してボディ剛性を大幅に高めた。
- それに合わせてサスペンションブッシュのチューニング最適化により乗り心地、操作安定性能が向上。
- アスリート系では「ジャパンカラーセレクション」と呼ばれる12色の専用ボディカラーを設定
- 最新のTIS Connectを搭載
lexus IS200tとは異なる 2Lターボのチューニング
ターボモデルの価格はアスリート:388万円、アスリートS-T:450万円、アスリートG-T:533万円となっており、ハイブリッドモデルに対し43万~45万円安い価格設定となっている。 この価格差と燃費の差、そしてなんといっても「走りの楽しさ」の差をどのように見ていくかがカギとなる。
まずクラウンの2Lターボだが、基本的には先にレクサスIS200tに搭載されたものと同じだ。さらに言えば縦置きと横置きの違いはあれど、昨年夏にレクサスNX200tに搭載された8AR-FTSである。スペックは最高出力235ps/5200~5800rpm、最大トルク35.796ramm/1650~4400rpmで、面白い事に同じ縦置きのレクサスIS200tよりも最高出力が10ps低くなっている。
IS200tの最高出力発生回転は5800rpmとなっているのに対しクラウンでは5200rpm~と幅をもたせているのがチューニングの違い。最大トルクについてはまったく同じ数字となる。組み合わせられるトランスミッションはとも8速ATだ。車重はクラウンの方が50kg程度重い。JC08モード燃費はクラウンの13.4km/Lに対しIS200tは13.2km/L。
つまりIS200tはちょっとスポーティなチューニングに振っていて、クラウン用はドライバビリティを重視したチューニングで、燃費も引上げているように見える。しかし、IS200tよりもクラウンターボの方が力強くてエンジンの吹き上がりもシャープな印象だった。正直IS200tの印象はちょっとパンチ不足。低回転から湧き上がるトルクで走るタイプのエンジンというものだったのだが、クラウンに乗ると気持ちよく吹け上がる、とガラリと印象は変わったのだ。
走って楽しいターボ。燃費だったらやっぱりハイブリッド
ターボとハイブリッドを乗り換えつつ箱根を走る。ターンパイクの急な上り坂をグイグイ気持ち良く走るのはやっぱりターボで、ハイブリッドはどうしてもアクセル操作に対するパワーユニットの反応にもどかしさを感じてしまう。タイトコーナーが連続する旧道などに行くとより顕著に差が感じられ、2000~4000rpmあたりを使って小気味良く走るターボに対しハイブリットは山道走って楽しい車、ではない。
都市部の一般道を走るとハイブリッドのシームレスでスムーズなドライバビリティが実感できるのだが、ターボも60km/h巡航時に6速で1200rpm程度、100km/h巡航時には8速に入って1600rpm程度と低回転でスルスルと走ってこれまた快適。燃費の圧倒的な差を除けば運転していて楽しいのは間違いなく2Lターボに軍配が上がる。新登場の2Lターボは充分に期待に応えてくれそうだ。