ハイブリッドシステムは直4、1.8Lの2ZR-FXEエンジンにモーターを組み合わせるものだが、インバーターやモーターの小型軽量化に加え2ZR-FXEを改良。クールドEGRの流入量アップや吸気ボード形状変更によって熱効率40%と世界最高レベルを達成し、燃費向上を実現。
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新型プリウスFFモデルはEがなんと燃費40.0km/L!
さらにエンジン出力は現行の99psから新型は98psに、モーター出力も82psから72psへと落としている。より効率的な走りを求めてのデチューンと言えるのかもしれない。もちろんTNGAプラットフォームの採用は軽量化を生み、ボディが大きくなったにもかかわらず10kg増にどどめ、燃費が向上したことは言うまでもない。
結果としてFFモデルはEが40.0km/L、他グレードは37.0km/Lを記録。37.0km/Lはあのアクアと同じだ。更に4WDはE-Four採用によって重量増を70kgに抑えたことでJC08モードは35.0km/Lとなった。この数字はFFのわずか2.0km/L落ちと言うから恐れ入る。ハイブリッドセダンの4WDのラインアップはクラウンやスカイラインなど高級車にかぎられてきただけに大きなニュースだ。最も燃費のいいハイブリッド4WDとして北海道はじめ雪国での大ヒットは間違いないところだ。
●新型プリウスのJC08モード燃費
○Eのみ装備の簡素化と燃料タンクの小型化で軽量化し40.0km/Lを達成
○最量販のSグレードをはじめ、他のFFはすべて37.0km/L(アクアと同じ)
○E-Four採用の4WDを初めて採用し、こちらは全車35.0km/Lとなる。
○現行プリウスはLのみ32.6km/L、ほかは30.4km/L