日産が8月下旬に一新した新型セレナと11月上旬に発売したノートe-POWERの販売が引き続き好調に推移しており、生産が追いつかない状態で、両モデルとも納期が17年1月中旬以降にずれ込んでいます。
セレナは売りの一つとなっている特別仕様車の「ハイウェイスタープロパイロット」の販売比率が全体の半分以下と当初の受注よりも10ポイント以上落ちていますが、他の標準タイプ車が依然好調であり、シリーズ全体の受注ピッチは月販1万台規模の高水準で推移しています。
一方、ノートe-POWERは中間グレードのXと上級のメダリストを中心に引き合いが多く、11月下旬現在の納期は17年の1月中旬以降になっています。ガソリン車の方は年内ギリギリの納車が間に合う在庫もあります。
e-POWER車は走りの良さを体感してもらうため、全拠点にXかメダリストを1台ずつ用意して試乗会を実施しています。
e-POWER車のシリーズ全体での販売構成比は当初60%程度を見込んでいましたが、実際は80%で、全受注台数は月間2万台規模に拡大しています。