トヨタは10月の東京モーターショーに、注目のコンパクトFRの他に、SUPER7風のライトウェイトスポーツを出展する。最新情報によれば、社内で、ミジェット、と呼ばれるこのライトウェイトスポーツの真の狙いは何なのか。
愛車をあっというほど安く買い替えるために
カービューというサイトをしってますか?
このサイトで今のお車をぜひ査定してみて!
驚きの買い取り価格が、なんと相場の30万アップもありとか?
カーナビがワンランクアップ出来ますよ!
>>あなたの愛車は今いくら?<<
ミジェット、とは旧車ファンには知られているが古くはイギリスのMGTCミジェットが有名。英語ではもともと小人さすが、小さい車に使われてきた。50年代後半のヒーレースプライトMKI後継のMK2からはMGミジェットと共通のボディを持った1L級ライトウェイトスポーツがあったし、名前はミゼットと呼ぶが、日本でもダイハツからオート三輪があったことはよく知られている。
今回トヨタが提案するこのミジェットは3人乗りのライトウェイトスポーツであることは判明している。それに、人はアクアの1.5Lハイブリッドを使うこともわかっている。しかも今回新たに入手した情報では、エンジンをリアに積んだRR方式を採用するということだ。RR方式になるということは後輪を駆動するわけで、モーターショーで人気があれば市販まで持っていくということを考えると、コンパクトFRと同じ土俵で勝負することになる。このミジェットのコンセプトは、JC08モードで50km/lをクリアする驚愕の燃費で軽量なボディと進化するハイブリッド技術で、スポーツカーでも驚くべき燃費を可能にするわけだ。
軽量化するには素材類が高価になるが、このミジェットの開発チームは、それほど高い素材を使わずに、もし市販に移されてもリーズナブルな価格で提供することを目指すという。おそらく価格も250万円以内。こうした情報により、ミジェットの成り立ちがわかるが、ポイントはどんな目的で作られるのかだ。これについて、あるトヨタ関係者は、時代のハイブリッドスポーツだと明言する。86や開発中のコンパクトFRはメカニズム的にコストが高い。それに比べミジェットはRRとし、現行FF車のパワートレーンを使え、デフ周辺にギアを1枚かませることでRRとして供用できる。さらに後輪駆動とすることで走る楽しさもFR同様提供できるということも、開発の主眼においているという。
もう1点理由として、北米で人気のあるミジェットレースの日本版の進出もあり得るという。ダートのオーバルコースで手軽に楽しめる見えトレースを日本で始められれば、未来の車好きを育てることができる、というのもこのミジェット開発の背景にあるのではないかというのだ。130ps~150psで700kg程度のボディ。ミジェットの走りは想像以上に楽しいかもしれない。まずはモーターショーを待とう。