9月29日より開催されていたパリモーターショーでサプライズ発表されたのは新型シビックタイプR。
今回はあくまでも2017年の市販に向けたプロトタイプということでボディサイズ等、詳細スペックは明らかにはされていない。
しかし、シビックハッチバックは全長4497mm、全幅1800mm、全高1421mm、ホイールベース2700mmと発表されており、これをベースにワイドトレッド/ワイドフェンダー化されるとともに車高がダウンされていることから全幅1850mm程度、全高1400mm程度と予測できる。
プラットフォームは一新されており、最初からタイプRの開発を念頭に置いた高いポテンシャルを持ったプラットフォームで、リアサスは前型のトーションビームからマルチリンクへと変更されており、より高いロードホールディングが期待できる。
エンジンは直4、2LターボのK20C型を引き続き採用。ターボの効率アップなどで最高出力320ps程度、最大トルクは41.5kgm程度まで引き上げられることになろう。
このベースとなったシビックハッチバックは欧州で市販モデルとして正式に発表された。注目はついに市販車への搭載となった直列3気筒1Lターボエンジンだ。
最高出力129psを発揮し、最大トルクは6MT仕様で20.4kgm、CVT仕様では18.4kgmとうことで、1.8~2L NAクラスのパフォーマンスとなる。
欧州シビックはこの他に直4、1.5Lターボ搭載モデルの設定され、追って1.6Lディーゼルターボも搭載を予定する。また、シビック4ドアセダンも同時に発表された。
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新型シビック主要諸元
タイプR | 5ドアハッチバック | 4ドアセダン | |
全長☓全幅☓全高(mm) | 4500☓1850☓1400 | 4497☓1800☓1421 | 4630☓1800☓1416 |
ホイールベース(mm) | 2700 | 2700 | 2700 |
エンジン | 直4DOHCターボ | 直3DOHCターボ | 直4DOHCターボ |
排気量(cc) | 1995 | 1000 | 1498 |
最高出力(ps/rpm) | 320/6600 | 129/5500 | 182/5500(6MT用) 182/6000(CVT用) |
最大トルク(kgm/rpm) | 41.5/2500-4500 | 20.4/2250(6MT用) 18.4/1700-4500(CVT用) |
24.5/1900-5000(6MT用) 22.4/1700-5500(CVT用) |
トランスミッション | 6MT | 6MT/CVT | 6MT/CVT |
サスペンション | ストラット/ マルチリンク |
ストラット/ マルチリンク |
ストラット/ マルチリンク |
タイヤサイズ | 245/30R20 | 225/45R17 | 215/50R17 |
価格 | 500万円(予想) | 日本導入未定 | 280万円(予想) |