- ワゴン譲りの広い室内空間を実現
- SUVスタイルによる高い走破性
- 1Lターボ+マイルドハイブリッド
- 充実した先進安全装備の採用
「13年の東京モーターショーでハスラーを披露して以来、お客様からハスラーの小型車版が欲しいという声があったのが開発のきっかけです」とは、チーフエンジニア。
そこでクロスビーは軽自動車のハスラーのコンセプトをもとに、小型車のクロスオーバーモデルとして開発。
17年12月25日、ついにデビューした。
そして、クロスビーを開発するにあたって第一に掲げたのが広い居住性とSUVスタイルを両立させた「クロスオーバーワゴン」のパッケージングだという。
そのため、クロスビーはワゴン譲りの広い室内を持つことが、まず大きなポイントになっている。
ソリオやイグニスと同じAセグ用新型プラットフォームを採用し、ホイールベースはイグニスと同じ2435mm(ハスラー+10mm)でありながら前後乗員距離はイグニスよりも155mmも長く、その後席は実際に座ってみると足元も頭上もかなり余裕があって広い。
ラゲッジも5人乗車の状態で9.5インチのゴルフバッグを三つ積むことは可能。
2WD車の場合、ラゲッジ下スペースを使えばベビーカーを縦に収納することができるなど、使い勝手に優れているのが特徴となっている。
さらに、クロスビーの注目はマイルドハイブリッドをプラスした1L直噴ターボエンジンの搭載だ。
99ps/15.3kgmを発揮し、力強さと22.0km/L(2WD)という低燃費を両立したパワーユニットで、トランスミッションに6速ATを採用。
街乗りからロングドライブまで、快適な走りを目指したと言う。
また、4WD車には「スポーツモード」「スノーモード」の二つの走行モードを新搭載した点も見逃せない。
それと、クロスビーは安全装備の充実化もポイント。
歩行者にも対応する自動緊急ブレーキなどの先進安全装備を、上級グレードのハイブリッドMZ、それにハイブリッドMXのスズキセーフティサポートパッケージ車に標準装備(標準MXはなし)。
この安全パッケージは後方の障害物を検知する後退時ブレーキサポートも搭載しているのが特徴で、その他車線逸脱警報や誤発進抑制機能など6つの安全機能を搭載する。
ワゴンの広さと遊び心を満たす性能を実現したクロスビー。
弟分のハスラーに続くヒットとなるか注目だ。
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主要諸元
グレード | HYBRID MZ(FF) |
全長☓全幅☓全高(mm) | 3760☓1670☓1705 |
ホイールベース(mm) | 2435 |
重量(kg) | 960 |
エンジン | 996c直3DOHCターボ |
総排気量(cc) | 2188 |
最高出力(ps/rpm) | 99/5500 |
最大トルク(kgm/rpm) | 15.3/1700-4000 |
モーター最高出力(ps) | 3.1 |
トランスミッション | 6AT |
JC08モード燃費(km/L) | 22.0 |
価格 | 200万3400円 |