スバルVIZIVフューチャーコンセプトは、近未来の「ワクワクする車づくり」をテーマに開発されたSUV。アイサイトを発展させた自動運転技術や、ダウンサイジング直噴ターボとモーターを組み合わせたハイブリッド、後輪モーター駆動4WDシステムなど、注目のメカニズムが搭載されている。
VIZIVの自動運転技術は、アイサイトによる高度な前方識別力と全方位レーダーを組み合わせて、車両周囲の交通環境や危険リスクを把握して、高精度の地図とGPSの連動で全車速域における自動運転と、駐車場での自動駐車を可能にしている。さらにテレマティックスやHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)の活用で、走行経路情報の先読みや、ユーザーの趣味に配慮した情報発信を行う。
ハイブリッドは、次世代スバル各車への搭載を想定した高効率・省燃費設計である。ダウンサイジング直噴ターボは、レヴォーグ用を小型・軽量化し熱効率を高めたユニット。パワーと燃費が改善されている。
後輪をモーターで駆動する4WDシステムは、リアアクスルの同軸上にモーターを1基配置したシンプルな構成。プロペラシャフトが不要なメカニズムのためキャビンのフロアはフラットで、軽量化にもつながっている。前後駆動力配分をアクティブに制御するトルクベクタリング機構付きで、高いハンドリング性能を目指した。