日本時間11月19日午前3時、ロサンゼルスオートショーで、オリジナルのデビューから実に49年の時を経て新しい124スパイダーが登場した。
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すでに伝えられているように、ベースとなったのはマツダロードスター(ND型)。とはいえ両車共用を前提に開発された基本プラットフォームが使用されるに過ぎず、エクステリアデザインは初代124スパイダーをイメージしたフィアットの完全オリジナルデザインだし、搭載されるエンジンはこれまたフィアットが独自に開発した直列4気筒1.4Lマルチエアターボ。
ドアからリアフェンダーにかけてはロードスターとの共通性を感じるラインだが、リアスタイルはテールエンドを大きく絞ったロードスターに対し、124スパイダーは絞り込みが少なく、むしろNC型ロードスターの雰囲気に近い印象。トランクスペースはマツダロードスターよりも広くとっているとのことだ。
搭載されるマルチエアターボエンジンはボア72mm☓ストローク84mmの1368ccで最高出力160ps、最大トルク25.4kgmを発揮。ND型ロードスターの1.5L NAは131ps/15.3kgmなので、大幅に動力性能は高まっている。ちなみに北米向けロードスターに搭載される2L NAのスペックは155ps/20.4kgmなので、これよりもパワフルだ。このエンジンはイタリア国内で生産されるという。
組み合わされるトランスミッションはマツダ内製の6速MTとアイシン製6速AT。サスペンションはフロント=ダブルウィッシュボーン、リア=マルチリンクでロードスターと形式を同じだが、フィアット独自のチューニングでロードスターとは異なるテイストに仕上げている。さてこのフィアット124スパイダー、日本導入はいつになるのか?
フィアット124スパイダー諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 4054☓1740☓1232 |
ホイールベース(mm) | 2309 |
車重(kg) | 1105(6MT)、1123(6AT) |
エンジン | 直4SOHCマルチエアターボ |
総排気量(cc) | 1368 |
ボア☓ストローク(mm)、圧縮比 | 72.0☓84.0mm、9.8:1 |
最高出力(ps/rpm) | 160/5500 |
最大トルク(kgm/rpm) | 25.4/2500 |
トランスミッション | 6MT/6AT |
サスペンション(F/R) | ダブルウィッシュボーン/マルチリンク |
タイヤサイズ | 195/50R16、205/45R17 |