「私はロードスターを最も愛している人間だと自負しています。私のガレージには、初代NA型とND型ロードスターが仲良く並んでいます。この26年間、ロードスターと共に過ごした時間や経験を糧にして、”守るために変えていく”、挑戦を続けていくことを約束します」
と就任挨拶で語ったのは、新たにロードスターの開発責任者に就任した中山主査だ。
7月に退任した山本氏の後任が、開発畑からではなくND型ロードスターのチーフデザイナーという異例の抜擢には、マツダのロードスターへの並々ならぬ思い入れが表れていると言えるだろう。
そんな中山主査がデザインし、山本氏が開発責任者として、常識にとらわれることなく挑戦したロードスター「ロードスター RF」が一般公開され、今年の秋から予約を受け付け、年内には発売されることが発表された。
詳細な価格や、スペックは依然明らかにされていないが、エンジンは2Lで北米仕様のスペックから考えて、160ps/20.5kgmになると予想される。トランスミッションは6MT、6ATどちらも用意される。
約12秒で開閉できるトップからのぞく落ち着いたインテリアと、シックな「マシーングレープレミアムメタリック」のボディーカラーを纏ったたたずまいは、まさに大人のスポーツカーと言える。
ロードスターRF予想スペック
全長☓全幅☓全高(mm) | 3915☓1735☓1245 |
ホイールベース(mm) | 2310 |
車重(kg) | 1100 |
エンジン | 直列4気筒DOHC |
排気量(cc) | 1998 |
最高出力(ps/rpm) | 160/6000 |
最大トルク(kgm/rpm) | 20,5/4600 |
価格 | 320万円 |