ノートeパワーが好調な滑り出し、販売構成比は当初予定を上回る70%台
日産が11月2日に売り出したノートのハイブリッド車「e-POWER」の売れ行きが好調な滑り出しを見せています。
当初はシリーズ全体の60%の受注構成比を見込んでいましたが、実際は70%以上に跳ね上がっている販売店が目につきます。
販売構成比は3グレードのうち中間のXが最も多く、次いで最上級のメダリストで、ベーシックタイプのSはほとんどありません。
同クラスのハイブリッドと比べて加速の良さを売り物にしており、各日産店とも来店者に試乗を率先して勧めることで、売り込みを強化しています。
納期はe-POWER、ガソリンエンジン車とも一か月程度とそれほど待たされません。シリーズ全体では11月から12000台ペースで生産しており、セレナと並び、登録者銘柄別ランキングの上位に浮上することになりそうです。
販売店は同ユニットが17年中盤以降、次期型ジュークやキューブの後継モデルにも搭載されることを期待しています。
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セレナe-POWERは2017年に先延ばし?
日産は駆動力をモーターのみで行うセレナe-POWERの発売時期を、当初予定していた17年2~3月から17年度の4月以降に先延ばしする見込みです。
現在発売中のマイルドハイブリッド車の売れ行きが予想以上に好調に推移しているのと、e-POWERの燃費性能をさらに確かなものにするための手直しが必要との判断によるもののようです。
新しいパワートレーンはノートと同じ1.2Lレンジエクステンダーハイブリッド&リチウムイオンバッテリーを組み合わせたシステムを採用しているようです。