2019年にもコンパクト分野でダイハツOEM車を拡大
トヨタはコンパクト&スモールカーの分野でダイハツからのOEM供給車をさらに拡大する見込みです。
これまで両側スライドドア採用ハイトワゴンのルーミー/タンク(1L NA&1Lターボエンジン車)、5ドアハッチバックのパッソの3モデル体制であったものを、さらにクロスオーバーSUVと3列シートミニバンの2モデルを追加して投入します。
SUVはC-HRの下に位置するクロスオーバーのコンパクトタイプで1Lターボエンジンを搭載するとみられます。
これによって、スズキが12月に発表する「クロスビー」に対抗させる構えです。
3列シートミニバンは新開発のプラットフォームを採用し、1.2Lターボエンジンの搭載が有力です。
シエンタの下に位置するコンパクトミニバンの仕立てになる見込みです。
19年中には両モデルとも発売すると思われます。
両モデル合わせてトヨタ全系列店で発売されますが、ルーミー/タンクのように姉妹車構成になる可能性もあります。
- ダイハツのOEM車であるトヨタのルーミー/タンクの売れ行きが好調。
トヨタは19年にダイハツ製OEM車で、コンパクトカークラスを拡充させる予定。
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マークX廃止を惜しむ声が販売店で強まる
トヨタはこのほど、今後2年以内にマークXの生産を中止するとの方針を扱い店であるトヨペット店各社に伝えています。
これに対してトヨペット店各社は
「お客さんのニーズはまだかなりある。フルモデルチェンジして継続すべきだ。クラウンと共通のプラットフォームなのにクラウンを残してマークXをなくすのは理屈に合わない」
との声が強まっています。
トヨタとしては
「マークXが構築してきたマーケットはカムリに肩代わりさせる」
といった方針のようですが、一方で
「マークXはFRレイアウトであり、前後の重量バランスに優れたスポーティな走りの良さは代えがたい。
カムリはFFであり、乗り味はまるで違うので継続してもらいたい」
とコメントする販社が多いのです。
ただ現実的にはカムリがフルモデルチェンジし、トヨペット店でも扱われるようになってから、相対的にマークXの販売台数が頭打ちになっているのは確かです。
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レクサスLSは3倍増の増産で月販1500台規模に
レクサスは10月19日に発表、発売した最上級サルーンLSを3倍増に増産し、供給体制を強化しています。
当初の月販目標台数は600台に設定していましたが、発表1ヵ月後の受注台数は16倍弱の約9500台に達しました。
このため増産しているわけですが、11月下旬現在の納期は、ハイブリッドの500hが18年2月、ガソリンの500が同3月と、3~4ヶ月待ちとなっています。
9500台受注の内訳はLS500hが6800台、LS500は2700台。
ガソリン車の方が受注台数が少ないのに納期が長いのは、ガソリン車の生産開始を1ヶ月遅らせているためです。
- レクサスLSは10年ぶりのフルモデルチェンジで従来モデルのユーザーが多く代替えを行っている。
下取り車はLFの他、ベンツやBMWなど輸入車も目立つ。