クロスビーのヒットで年間登録者販売が15万台?
スズキが昨年12月下旬に発売した新型コンパクトSUV「クロスビー」の販売が好調な滑り出しを見せています。
この1月の登録実績は2442台でソリオの3442台、スイフトの2664台に次いでスズキでは3番手につけました。
スイフトとの差はわずか222台に迫っています。
今後の展開次第ではさらに売れ行きに加速がつく可能性があります。
クロスビーの人気の要因は、コンパクトサイズながら広い室内空間、1Lターボによる走りのポテンシャルの高さ、ハスラーを思わせるキュートなエクステリアデザインなどと、他にはない個性的なポジションのSUVである点が挙げられます。
特に引き合いの多いツートーンカラーは2ヶ月程度の納車待ちとなっていて、現在、ハスラーのユーザーで走りのいい5人乗り車を求めるユーザーが代替えするケースが目立っています。
これによってスズキの登録車の販売目標は、年間15万台体制の確立という次のステップに大きく前進することが期待されます。
ソリオは8月マイナーチェンジで進化型安全対策を採用
スズキは今夏の8月、ソリオをマイナーチェンジするとともに後退時緊急自動ブレーキなどを搭載した、進化型の安全装備を採用します。
また、今回のマイナーチェンジでは内外装のデザイン変更、新グレード&ボディカラーの設定などで商品力の強化が図られます。
今秋、アルトはマイナーチェンジで予防安全性能を徹底強化
14年12月のフルモデルチェンジから四年目を迎えるアルトは、今年秋にマイナーチェンジが実施される見込み。
現行型はJC08モード37.0km/Lという軽ナンバーワンの燃費性能を実現。
その軽トップの記録はライバルのミライースが昨年5月に一新した今も抜かされていない。
そのため今回のアルトのマイナーチェンジは安全装備の強化が中心となり、新型スペーシアと同じ後退時も対応する最新自動ブレーキが採用される。
内外装にも大きく手を入れたビッグマイナーチェンジになるかはまだ分からないが、乗り心地など快適性向上のための改良も実施されそうだ。
キャリイのスーパーキャブは来年登場?
スズキは、軽トラックであるキャリイのキャビン後方を拡大させた参考出品車を昨年の東京モーターショー、今年の東京オートサロンと続けて披露したが、このスーパーキャビン型キャリイが市販化されることになりそうだ。
ゆったりとした居住性とシート後方に荷物を置くスペースを確保した室内空間を優先したキャリイで、仕事だけでなく、プライベートも楽しめる軽トラックとなる。
カスタムすれば、オートサロンのショーモデルのように釣りが楽しめる仕様にもなるわけだ。
デビューは来年春と予想。
フルハイブリッドを軽自動車にも導入
スズキは、発電機を走行アシスト用モーターとして併用するマイルドハイブリッドのほか、小型車には駆動用モーター&バッテリーを搭載するフルハイブリッドも設定しているが、このフルハイブリッドを2020年までに軽自動車にも投入する方向で開発を進めている。
ただ、フルハイブリッドはバッテリーなどを配置するスペースの確保が課題になり、ハイト系モデルを中心に設定される見込みだ。