メルセデス・ベンツのSUV戦略

VWを抜いて今や輸入車ナンバーワンの新車販売台数を誇るメルセデスベンツ。かつての高級車だけを作るメーカーではなく、今や下はAクラスから上はAMGまでラインアップするフルラインメーカーになっている。そのメルセデスベンツがここのところ怒涛の勢いで発表するのが車名にGLが付くSUV軍団だ。

もともとSUVマーケットは、車界の埋蔵金市場と言われていたマーケット。その成長は2020年頃まで続くと2000年当時から予想されていた。そこに目をつけた自動車メーカーは、以来いろんなタイプのSUVを登場させている。

メルセデスベンツもSUV戦略は以前から進めていてかつてのMクラスを皮切りに、現在、GLA、GLC、GLE、GLSとGLモデルは4車種をラインアップ。日本市場では358万円から1900万円までのモデルを用意している(Gクラスを除く)。なぜラインアップの幅が広いのか、それはライバルに顧客を奪われたくないからに他ならない。BMWはX1からX5まで4ラインアップ、アウディQ3からQ7まで3ラインアップしている。

こうしておけば中間層から富裕層までの顧客を囲い込むことができる。もちろん開発にお金をかけたくないから、プラットホームはセダン系からの流用が多い。乗用車メーカーにとってSUVをやりたがるのは、既存のプラットフォームを使用して車高をちょっとあげて、内装に手を加えれば、価格を引き上げて販売できるから。

ただ最近は、より差別化を図るためにボディデザインを大きく変えるなど手が込んできているので、かつてよりはコスト高になっていると言われている。メルセデスベンツは本国でGLCとGLEのクーペモデルもすでに発売済み。BMW X4の販売状況を調査して、いけるとなれば日本導入も間違いなし。ますます勢いが加速する模様だ。

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