昨年末に発表されたマイナーチェンジ版のゴルフがヨーロッパ市場で発売となった。
今回のフェイスリフトでは、デザインのリフレッシュやパワートレーンのアップデートの他にも、最新世代のインフォテインメントシステムやドライバーシスト、コネクティビティなどが採用された。
特に最新の内容にアップデートされたドライバーアシストの数々や、ジェスチャーコントロール機能を搭載した最新のインフォテイメントシステム「ディスカバー・プロ」は要注目である。
従来の1.4TSIに変わる新型1.5TSIはEA211TSI Evoと呼ばれ、ミラーサイクルと12.5:1という高い圧縮比、可変タービンジオメトリーのVTGターボ、気筒休止システムが組み合わされている。
このEvoエンジンは150ps/25.4kgm使用と低燃費を徹底追及したコースティング機能付きのブルーモーションが130ps/20.4kgmを発生。
今回の150ps仕様の7速DSG搭載車はスペック以上にパワフルでスムーズな走りは明らかに1.4TSIから向上していた。
シャシーもパワートレーンに合わせて最適化されており、コンフォートモードではより上質に、スポーツモードではよりダイナミックの走りを堪能できた。
燃費も100kmあたり4.9L(約20.4km/L)と優れており、経済性の面でも申し分ない。5ドア、ヴァリアントともに誰にでもおすすめできる1台だ。
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ゴルフGTI 2.0TSIは10psアップの230ps
GTIも2.0TSIの最高出力が230psとなり、従来から10ps向上。最大トルクは従来通り35.7kgmだが、0~100km/h加速が6.4秒と従来から0.1秒短縮され、よりダイナミックな加速を手に入れた。
GTIパフォーマンスは従来から15psアップの245psとなるだけにこれからも非常に楽しみだ。
フロントバンパーやリアコンビランプなどが新デザインとなり、一層シャープでハイテク感が増したルックスもなかなか魅力的な新しいゴルフは、従来から確実に進化している。日本にはこの夏に上陸する予定だ。