トヨタがG’sに対してよりハイレベルのチューニングで展開しているGRMN。これまではiQがベースのスーパーチャージャーモデルやヴィッツターボなどを市販してきたが、ついに86をベースにした86GRMNが間もなく発売されるという。
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86GRMNはドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースなどで培ったノウハウを活かしたストリートモデルとして開発。チューニングの狙いは「86の頂点となる性能であり、数値ではない完成の追求、操る楽しさの極大化」にあるという。
そのチューニングの大きなポイントのひとつが軽量化と低重心化。エンジンフード、ルーフ、トランクフードカーボン化。クォーター&リアウィンドウを樹脂化、後席をはずして2シーター化するなどの軽量化によって、各所に専用パーツを装着しながらもベース車と同じ1230kgの重量をキープしている。
それに86GRMNはエンジンまで手が入れられているのもポイントだ。2L水平対向4気筒のFA20エンジンは給排気系の変更とエンジン内部の低フリクション化により、ノーマルの200ps/20.9kgmから219ps/21.1kgmへとパワー&トルクがアップ。フィーリング、レスポンスともに向上し、組み合わされる6速MTもクロスレシオを採用している。
ニュルで仕上げたという足回りはリアボディのねじり剛性を高めながら、車高&減衰力調整式のサスペンションを装備。しなやかに路面に追従するようなチューニングを施しているという。ブレーキはフロント6ポッド&リア4ポッドキャリパーへと変更されている。
2シーター化したインテリアは、フロントシートにレカロ製のセミバケットタイプを採用。このシートをはじめ、メーターバイザーやシフトレバーなどにアルカンターラ素材を使用し特別感が演出されているのも見逃せない。
販売台数は限定1000台。発売は来年1月に専用サイトでの申し込みになり、価格は600万円程度と予想。昨年発売されたTRDがチューニングした「86TRD 14R-60」がエンジンノーマルで630万円だったことを考えるとすぐに売れてしまう?
抽選販売になるが、まずは12月21日予定の発表に注目だ!
86GRMNの主な改造ポイント
●外装
・専用カーボンエンジンルーフ
・専用カーボンルーフ
・専用カーボントランクフード
・専用フロントスポイラー
・専用サイドステップ
・専用リアバンパー
・ポリカーボネート製クォーター&リアウィンドウ
・角度調整式リアウイング
●内装
・レカロ製アルカンターラシート
・小径ステアリング(360Φ)
●エンジン
・軽量ピストン/低張力リング
・可変インテークマニホールド
・等長エキゾーストマニホールド
・1本出し可変式マフラー
●ボディ/シャシー
・フロント6ポッドキャリパー
・リア4ポッドキャリパー
・大径ブレーキローター
・クロスレシオ6速MT
・軽量ドライブシャフト
・エンジンECU改良
・EPS ECU改良
・トルセンLSDディファレンシャル
●足回り
・車高調整式/減衰力調整式アブソーバー
・高強度コイルスプリング
・強化スタビライザー
・ブリジストン製専用タイヤ
・専用ホイール
86GRMN予想スペック
全長☓全幅☓全高(mm) | 4290☓1775☓1300 |
ホイールベース(mm) | 2570 |
車重(kg) | 1230 |
エンジン | 水平対向4DOHC |
総排気量(cc) | 1998 |
最高出力(ps/rpm) | 219/7300 |
最大トルク(kgm/rpm) | 21.1/5200 |
トランスミッション | 6MT |
タイヤサイズ(F/R) | F215/40R17、R235/40R17 |
乗車定員(名) | 2 |
価格 | 約600万円 |