ノートe-POWER追加のタイミングで、日産のカスタムカーなどの開発を行うオーテックジャパンが手掛けた「モードプレミア」が設定された。
エクストレイルにも設定される「モードプレミア」はノートのラインアップにおいて上質な個性を求めるユーザーをターゲットにインテリア、エクステリアの高級感を高めたカスタムカーというポジション。
具体的な架装内容は、エクステリアはメタル調フィニッシュが施された専用グリル、フロントバンパー、ドアミラー、リアバンパーのフィニッシャー。
インテリアがグレージュ/ブラウンとブラック/ブラウンの2色から選べるシート(表皮はスエード調トリコットとトリコットのコンビ)、ブラウンのドアトリム、運転席アームレスト、ブラウンとブラックの専用本革巻きステアリングとなる。
「モードプレミア」はガソリンエンジン仕様を含むノートの全パワートレーンに設定されており、標準状態だと機能的な部分はベースとなるXグレードと変わりはない。
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上質な走りを提供するツーリングパッケージ
しかしe-POWERのモードプレミアにはインチアップされた専用16インチアルミホイール(タイヤの銘柄はリプレイスタイヤの横浜ゴムのSドライブ)、専用チューニングされたサスペンション&電動パワステ、ボディー補強、チューニングコンピュータと言えるファインレスポンスVCMから構成される「ツーリングパッケージ」も用意されている。
限られた条件下ながら「ツーリングパッケージ」付きのe-POWERモードプレミアに乗ってみると、チューニングの効果により乗り心地、ハンドリング共にいい意味での重み、落ち着きを感じるものに良化しており、「上質」という車の狙い通りに仕上がっているのが確認できた。
またファインレスポンスVCMの装着により、エコモードでのセッティングや絶対的な動力性能と燃費は変わらないものの、エコモード以外ではレスポンスの向上に加え、発電のためのエンジンの回し方も加速に合わせたりニアな感覚に変更されており、加速感などは全体的に通常のガソリン車的に近づいた印象だった。
モードプレミアの価格は装備内容を揃えると基準車のメダリストとほぼ同じで、内容を考えれば格安の86000円で「ツーリングパッケージ」が専用装着できるというおまけもつく。
ノートの上級グレードを買う際にこの2台で迷った際には、非常に悩ましい選択となりそうだ。
ノートモードプレミア価格
- X:169万2000円/X DIG-S:193万3200円
- X FOUR:190万6200円/e-POWER X220万7520円